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新卒インターン 不動産×DX推進コースの紹介②

本記事は、ザイマックスグループの新卒インターンを紹介する連載第3回(最終回)です...

投稿者:シューマッハ

本記事は、ザイマックスグループの新卒インターンを紹介する連載第3回(最終回)です。
今回は、不動産×DX推進コースの「ジザイ事業を支えるデジタル」の取り組みを紹介します。
第1回、第2回を読んでいない方はぜひそちらも読んでみてください。

1) ジザイ事業とは

 取り組みを紹介させていただく前にそもそもジザイ事業がどのような事業かご紹介します。
 ZXY(ジザイ)は法人会員向けのサテライトオフィスサービスです。Web会議や個人ワークに適した1名用個室(Solo)や、複数名での利用が可能な会議室(Meets)を多数用意しており、2025年11月7日時点で全国に直営:330拠点、提携:85拠点を展開しています。また、下記のような特徴もあります。

  • 拠点は無人で運営されていること
  • 初期費用や固定費がゼロで従量課金制であること
  • 拠点への入退室は予約システムと連動した専用二次元コードを利用して行うこと

スクリーンショット 2025-11-18 142824.png

2) 取り組みテーマ

 ジザイ事業を海外展開した場合の課題を洗い出し、その課題に対するデジタルを活用した解決策を提案してもらいました。
 学生の自由な発想・アイデアを出してもらいたいという思いからこのような大きなテーマを設定することとしました。とはいえ、このままではあまりにもテーマが大きいため、下記の前提条件を設けました。

  • 展開する国はインドネシアとし、拠点はジャカルタの住宅街に作ること
     ※人口規模や経済成長の面で一定の顧客ニーズが見込めそうであることからインドネシアにしました
  • 個人事業主やスタートアップ企業をターゲットとすること

 また、事前課題としてジザイや類似するサテライトオフィスサービスに関する調査と、インドネシアの特徴(課題や文化、宗教、治安など)に関する調査をしてもらいました。

3) インターンの流れ

 まずは「ジザイを知る」ということで、ジザイ拠点内の設備見学やジザイのサービスを支えるシステムについての座学を行いました。
 緊張しているかな?と思っていましたが、初日から学生同士が打ち解けており、ジザイに設置されている給茶機の飲み物を片手に和気藹々とした雰囲気でした!
 ジザイには、入退室に利用するタブレットやセキュリティカメラなどのインフラ機器や、会員や企業の管理者が利用するサイトなど、多くのシステムがありますが、見学する中でこれらのシステムに関する質問が色々と出てきました。スクリーンショット 2025-11-18 144420.png

 その後、ジャカルタについて様々な特徴を出し合ったなかで、学生の皆さんは「交通渋滞」に関する課題に対して提案してくれました。(ジャカルタは世界387都市の中で交通渋滞指数がワースト3位という課題を抱えています。)

 提案内容としては、現在地から最も早く到着する拠点を渋滞状況も考慮したうえで提案してくれる「最適拠点検索機能」をジザイのモバイルアプリに設けるというもので、「交通渋滞の多い地域では、移動時間を予測して一番早く到着できる拠点を調べるのが困難なのではないか」ということから考えられたものです。

 実現方法としては、出発地点と拠点の座標から近い拠点を絞り込んだ後、GoogleMapsのDistance Matrix APIを利用して渋滞状況も考慮したうえでの移動時間を取得、早く到着する拠点から表示するといった方法を提案してくれました。

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 学生同士で考えるだけでなく、インドネシア出身の社員からリアルなインドネシアの現状を聞いたり、ジザイの営業や拠点運営を担当している社員と会話したりすることで、「事業部門と近い立ち位置で働く」ということを体験してもらいました。
 また、座談会やランチ会、飲み会など様々な形式でザイマックスデジタルの社員やジザイワーク事業部の社員と交流する機会を設けました。
 学生からは、

  • 実際にインドネシアに住んでいた社員さんへのヒアリングを行い、現地のリアルな状況を踏まえて議論を深めることができた。
  • 社員の方がずっと私たちにレクチャーや進捗の確認、アドバイスをくださったり、座談会や懇親会などにもたくさんの社員の方がいらしたり、「人を大事にしている」社風を強く感じられた。
  • 事業部にかかわっているからこその大変さ、楽しさを感じた。

と様々な感想をいただき、ザイマックスグループで働く社員のことや、ザイマックスデジタルがジザイ事業以外で行っている業務など、テーマに取り組むだけでは分からない部分についても知ってもらえる機会になったと思います。

4) おわりに

 事業を海外展開するならという大規模なテーマでしたが、学生皆さんの柔軟な思考や前向きに取り組む姿勢を見せていただき、私たち社員もよい刺激をもらうことができました。また、このインターンシップを通して参加してくださった学生皆さんにとって1つでもプラスになることを見つけられていればと思っています。

 この記事を読んで私もザイマックスグループのデジタルに関わってみたい、どんな会社なのか知りたいと感じた方はぜひお問い合わせください!

 全3回に渡るザイマックスグループの新卒インターンを紹介する記事はこちらで以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。