CHALLENGES
ザイマックスデジタルの挑戦
04不動産マネジメント事業の
DX化
協力会社様向けシステム「ザイパス」の開発を通して、[これまでの当たり前]を変革する。
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2021年中途入社
デジタル推進1部 マネジャー 2021年中途入社
デジタル推進1部 マネジャー向井
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2018年新卒入社
デジタル推進1部 マネジャー 2018年新卒入社
デジタル推進1部 マネジャー本田
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2022年中途入社
デジタル推進1部 2022年中途入社
デジタル推進1部宇土原
プロジェクト概要
背景
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ザイマックスデジタルは、デジタルの力を通して既存の枠を超えた新たな価値創造に挑んでいる。その中でも、建物の維持管理や運営を担う不動産マネジメント領域(以下、不マネ)は、長年の商習慣やアナログな手法が根強く残る領域だ。そんな領域にも入り込み、デジタル目線で変革を推し進めている。
不動産マネジメント事業と
デジタルは
どのように
関わっているのですか?
向井 不マネ事業部とは日常的に話をしているのですが、その中で「ザイマックスグループとして今後会社規模も事業も拡大していくために今までのやり方では難しい」という話があがり、業務の仕組み化・デジタル化をスピードを上げて進めていけないかと考え始めました。
本田
不マネ事業においては、その納品力を維持・強化していくために、協力会社様と連携して動いています。例えば、我々が運営管理をしているビル・施設において、修繕や点検などメンテナンスは協力会社様と連携し、行っていることが多いのですが、その日程調整や作業報告書の提出は、メール、電話、FAX、紙などアナログなやり方が残っていました。これは、協力会社様とザイマックス双方にとって負担を抱えている状態で、今後も不マネ事業を拡大していくためには現在のやり方のままではいけないだろうという話が、事業側からもデジタル側からも出てきていました。
各社で労働力が不足している中、良い品質の会社は引っ張りだこになるため、引き続き当社の協力会社様のままでいてもらうことへの難易度はどんどん高くなっている状況です。この課題を解決するためには従来のやり方を続けるだけではダメで、協力会社様の立場にも立って環境づくりをすることで、「ザイマックスとであれば一緒に仕事がしやすい、一緒に仕事がしたい」と思ってもらい、仲間になってもらう必要があると考えました。
こういった背景から、業務の仕組み化・デジタル化のひとつの動きとして、「ザイパス」というザイマックスグループ独自のシステムの立ち上げを開始しました。
「ザイパス」とは
具体的には
どのような
取り組みなのでしょうか?
宇土原 「ザイパス」とは、協力会社様とやり取りする際に使うシステムです。これまでメール・FAX・郵送などバラバラだった連絡手段をザイパスに一本化し、協力会社様が入力した情報が当社内のシステムに自動連携される仕組みです。従来の業務は属人化しやすく、担当者や相手先によってやり方が異なっていて、ミスやトラブルにつながるリスクがあり、これは当社にとっても、協力会社様にとっても大きな課題でした。それではこれをシステム化することで、業務削減とミス軽減の両方を実現できるんじゃないかということで、改めて事業部と一緒に業務フローを見直しながら、標準化・システム化できる範囲を探し出していきました。また、両社の課題解決を目指すものなので、誰かに偏ったものではなく関係者全員の負担が減るようなシステムを構築することを目指しました。
本田 導入にあたっては協力会社様へも営業担当と一緒に対面で説明に伺うなど、丁寧なサポートを心掛け、これにより協力会社様との信頼関係が深まったと思います。ただ、今まで長くやってきたやり方を変えるわけなので、最初は社内でも一時的に「不便になった」という声や、プロジェクトを共に進める事業部門の方と意見が対立することもあったんですが、僕たちとしては事業をよりよくしていきたいと思っていて。その思いを持ってきちんと社内外問わず向き合って、プロジェクトメンバーで一丸となって取り組んできたことで、本件が実現できたんじゃないかなと思います。
向井
我々のミッションは、ただ業務効率化のためにシステムを構築して導入することではなく、不マネ事業の中に立って、今後どうしていきたいのか、どうしていくのか、そのためにデジタル目線で出来ることは何なのか、一緒に考えていくことだと思います。そういう大きな目標があるからこそ、目の前の業務を効率化していくことは1つの手段として大切だし、今回のザイパスの取り組みも大きな前進じゃないかなと。
「やらなきゃいけないこと」をやるだけではなくて、「リーディングカンパニーであるザイマックスグループを支えるデジタル集団」としての自覚を持ち、これからどんなビジネスモデルを描いていくのか、それも含めて事業部と一緒に考えていきたいですね。
宇土原 不動産業界はまだまだアナログな慣習が多く残る業界なので、これからも「事業の目線」も持ちながら、ザイマックスデジタルの一員として「不動産×デジタル」で業界を変革して行きたいです。
